マカオ、17年通期企業統計…会社新設数3年ぶり増
- 2018/2/5 12:43
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は2月5日、昨年第4四半期(2017年10〜12月)及び17年通期の企業統計を発表。
昨年第4四半期の会社新設数は前年同期から179社増の1226社、登録資本金は71.8%増の6億パタカ(日本円換算:約81.7億円)だった。
業種別では、ホールセール・リテール業が118社増の447社、ビジネスサービス業が10社増の297社、建設業が29社増の156社と多かった。なお、解散企業数は32社増の225社で、取り消し資本金は2738万パタカ(約3.7億円)。
資本金の出所については、中国本土からが4.6億パタカ(約62.6億円)で、このうち汎珠江デルタ9省からのものが3143万パタカ(約4.3億円)を占めた。マカオからは1.1億パタカ(約15.0億円)、香港からは2481万パタカ(約3.4億円)。株主構成は、株主すべてがマカオ籍という企業が823社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが134社。
昨年通期の会社新設数は前年から785社増の5177社、登録資本金は金融業において大資本企業の設立があったことを受け10.1倍の81.7億パタカ(約1112.1億円)、解散企業数は803社、取り消し資本金は1.5億パタカ(約20.4億円)。会社新設数が対前年プラスとなるのは3年ぶりのこと。
登録資本金の規模では、5万パタカ(約68万円)以下が全体の73.9%を占める3828社で、これらの合計資本金は全体の1.2%にあたる1億パタカ(約13.6億円)。一方、100万パタカ(約1362万円)以上は111社で、合計資本金は79億パタカ(約1076.1億円)。
昨年末時点のマカオの登録企業数は6万1045社となり、前年の同じ時期から4369社の増。