マカオの春節の風物詩、238mの巨大金龍が旧市街地を巡る

2月16日、旧暦の正月(春節)を迎えたマカオの街は、赤や黄、ゴールドといった明るい色のデコレーションで彩られ、この時期ならではの華やかなムードに包まれている。また、晴れで気温20℃以上のポカポカ陽気となっている。

マカオ政府旅遊局(MGTO)は同日午前、春節恒例の祝賀イベントを世界遺産ほか観光名所が集まるマカオ半島の旧市街地周辺で開催。長さ238メートルの巨大金龍や勇壮かつ華麗なライオンダンス、十二支をモチーフにしたキャラクターが聖ポール天主堂跡、セナド広場といったユネスコ世界文化遺産リストに登録されている主要観光名所を巡り、新春ムードに彩りを添えた。

春節シーズン中、世界遺産ほか観光名所が集まるマカオ半島の旧市街地やコタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)を中心に官民による各種新春イベントが開催されている。年間最大の多客期にあたり、主に中国本土や香港から多くの観光客がマカオを訪れる見込み。マカオ治安警察局の事前予測によれば、インバウンド旅客数が前年の同じ時期から2〜3%増になるとのこと。

マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人のコンパクトサイズの都市だが、アジア有数の観光都市として知られ、昨年のインバウンド旅客数は約3260万人にも達した。

なお、マカオでは公務員のカジノへの入場が法律で禁じられているが、毎年春節の三が日に限って例外的にカジノ入場及びギャンブル参加が認められている。

世界遺産・セナド広場を巡る巨大金龍=2018年2月16日(写真:GCS)

世界遺産・セナド広場を巡る巨大金龍=2018年2月16日(写真:GCS)


初詣の参拝客で賑わう世界遺産・媽閣廟に現れた巨大金龍=2018年2月16日(写真:MGTO)

初詣の参拝客で賑わう世界遺産・媽閣廟に現れた巨大金龍=2018年2月16日(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun