マカオの銀行員平均月給2.3%増、人手不足状態続く=18年第1四半期統計
- 2018/5/21 20:30
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月21日、今年第1四半期(2018年1〜3月期)の銀行業人材需給及び報酬調査統計を公表した。
今年第1四半期末時点でマカオにある27の銀行に勤務するフルタイムの行員数は6239人で、前年の同じ時期から186人の増加となった。このうち管理職及びマネージャー職が1689人、窓口係736人を含む一般事務職が2057人。
今年3月のフルタイム行員の平均月給(賞与等臨時給含まず)は前年同月から2.3%増の2万6630パタカ(日本円換算:約36.6万円)。窓口係に限ると7.3%増の1万6500パタカ(約22.7万円)。
第1四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から169増の169、一般事務職の空きポジションは245あり、このうち窓口係が115。
採用条件に関しては、58.9%が職務経験、97.8%が高等教育学歴、97.6%が中国語(いわゆる北京語)、98.3%が英語能力をそれぞれ必要とした。
第1四半期の新規採用数は239人、求人率は2.3ポイント上昇の6.2%、雇用率は0.9ポイント上昇の3.8%で、人手不足を反映する結果だった。