18年4月の訪マカオ旅客数、対前年8%増の約296万人…右肩上がりの伸長続く
- 2018/5/23 21:13
- 産業・経済
近年、訪マカオ旅客数は安定的な右肩上がりで推移。昨年(2017年)通期の訪マカオ旅客数は前年から5.4%増の延べ(以下同)3261万0506人に達し、過去最多を記録した。今年に入って以降も好調が続いている。
マカオ政府統計調査局は5月23日、今年(2018年)4月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前月から8.3%、前年同月から8.0%のそれぞれ増となる296万0879人だった。
今年4月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から7.0%増の154万1771人、日帰り旅客が9.0%増の141万9108人。宿泊を伴う旅客の平均滞在時間は2.1日、日帰り旅客は横ばいの0.2日で、いずれも横ばい。
今年4月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から16.5%増の206万0662人。このうち個人旅客に限ると16.9%増の96万2704人。中国本土旅客が全体に占める割合は69.6%。
その他の国・地域では、人数が多い順に香港が12.0%減の53万5875人、台湾が5.6%増の9万4545人、韓国が5.9%減の6万1106人、フィリピンが3.0%減の2万9662人、日本が7.6%増の2万1772人。
入境ルート別では、陸路が14.4%増の174万0479人、海路が5.6%減の95万4443人、空路が25.9%増の26万5957人。
今年1〜4月累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から8.4%増の1150万6592人。このうち中国本土旅客は14.2%増の809万2036人で、全体の70.3%を占めた。その他の国・地域では、人数が多い順に香港が5.4%減の201万4424人、台湾が0.8%増の34万7935人、韓国が2.3%増の30万1185人、日本が2.6%減の10万3441人。
なお、マカオのカジノ監理当局DICJが4月1日に公表した資料によれば、今年4月の月次カジノ売上は前月から0.1%減、前年同月から27.6%増となる257.28億パタカ(日本円換算:約3496億円)。1〜4月の累計でも前年同期比22.2%増の1022.39億パタカ(約1兆3891億円)で、旅客数の上昇率を大きく上回る結果となっている。