日・香港ワーキング・ホリデー制度、2018年前期は306人が通過

在香港日本国総領事館は6月4日、日・香港ワーキング・ホリデー制度の今年(2018年)前期申請における通過者が決定したと発表。

前期申請では、4月3日から4月30日までの期間に317人から申請があり、同館で厳正に審査した結果、306人の通過を決定したとのこと。通過者の男女比は男性が45.8%、女性が54.2%、年齢層は18〜22歳が19.0%、23〜26歳が35.9%、27〜30歳が45.1%、学歴別では大学以上が44.4%、その他が55.6%。査証の交付は6月6日から8月31日までの間、香港の日本査証センターで実施される。

日・香港ワーキング・ホリデー制度は2010年にスタート。初年から査証申請数が発給枠を上回り、2016年前期申請においては査証発給枠に対する「倍率」が3.3倍に達したが、同年10月に年間の査証発給枠が従来の双方250名から1500名に大幅に拡大されたことによって、より多くの若者が日・香港ワーキング・ホリデー制度に参加できることになった。

昨年、香港からの訪日者数は延べ223.2万人と過去最高を記録し、その多くが香港から日本の15都市へ就航する定期直行便を利用して日本各地を訪れた。一方で、一般の旅行とは異なり、日・香港ワーキング・ホリデー制度を利用することで、香港の若者は最長1年間日本に滞在し、日本各地をゆっくり廻り、都市と田舎のそれぞれの良さや、地方によって異なる風景や風習・文化、季節の移り変わりをより深く体験することができることから、同館では「今年後期にもこれまで以上に多くの香港の若者がこの貴重なチャンスを掴み、申請されることを心から期待し、日・香港ワーキング・ホリデー制度を通じて、日・香港双方の青少年交流が一層促進され、相互の文化・社会に対する理解が深まり、日・香港関係の更なる発展に繋がることを期待している」とした。

なお、日本とマカオの間におけるワーキング・ホリデー制度は存在しない。

在香港日本国総領事館(資料)—本紙撮影

在香港日本国総領事館(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  3.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  4.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  5.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun