マカオ金融管理局、政策金利を2.25%へ引き上げ=米利上げ受け
- 2018/6/14 10:30
- 産業・経済
マカオ金融管理局は6月14日、政策金利に当たる基準金利を25ベーシスポイント引き上げ、2.25%としたことを発表した。
米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間の6月13日に利上げを決めたことを受けてのもの。香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が先に基準金利を25ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の政策金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。
マカオ金融管理局が政策金利の引き上げを実施するのは2015年12月以降、今回で7回目となる。前回の引き上げは今年3月22日だった。
マカオ政府では、将来的にローン金利の上昇が続き、借り手に追加の負担が発生する可能性があるとし、ローンを利用して不動産を購入する際、より慎重な返済能力の確認をするよう、市民に対して呼びかけている。