マカオ 18年第2四半期観光物価指数129.86…前年同期から2.78%上昇=ホテル宿泊費の値上がりが指数押し上げ
- 2018/7/15 11:51
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は7月13日、今年第2四半期(2018年4〜6月)の観光物価指数が前年の同じ時期から2.78%の上昇となる129.86だったと発表。
同局では、今年第2四半期の観光物価指数を押し上げた主要因として、ホテル宿泊費、飲食サービス費、バス運賃の値上げ、土産用食品価格の値上がりを挙げた。分類別の価格指数について、宿泊が7.05%、交通・通信が6.30%、食品・たばこ・酒が4.25%のそれぞれ顕著な上昇だった。
なお、今年第1四半期との比較では5.17%の下落。春節(旧正月)後のホテル宿泊価格及び航空券価格の値下がりにより、宿泊と交通・通信の価格指数がそれぞれ22.60%、3.51%下落したため。一方、夏物衣料がシーズンを迎えたことを受け、衣料・履物の価格指数については2.10%上昇した。
今年第2四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、前の4四半期から4.21%の上昇。このうち、宿泊と交通・通信の価格指数がそれぞれ14.12%、4.87%と顕著な上昇、衣類・履物は1.81%の下落。
今年上半期の観光物価指数は前年の同じ時期から4.48%上昇、このうち宿泊と交通・通信の価格指数がそれぞれ13.64%、6.44%の上昇だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。