マカオ国際空港、18年7月の旅客数74万人…対前年11%増=単月として開港以来最多

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは8月2日、今年(2018年)7月の運営実績を発表。旅客数は前年同月から11%増となる延べ74万人超、発着回数は12%増の延べ5700回超に上り、いずれも単月として開港以来最多だった。

同月の市場別の旅客シェアについては、中国本土線が36%、東南アジア線が41%、台湾線が22%。夏休みシーズンにあたる8月には、旅客数、発着回数ともに、さらなる伸長が見込まれるとした。

同月末時点の乗り入れ航空会社数は30社、乗り入れ都市数は中国本土、台湾、東南アジア、北アジアを中心とした50都市。

なお、今年1〜7月累計の旅客数についても、前年の同じ時期から2割増で推移している。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年の年間旅客数は対前年8%増、開港以来最多となる延べ716万人に達した。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。

現地有力日刊紙澳門日報が8月3日付紙面で報じたマカオ航空幹部のインタビュー記事によれば、マカオ航空の保有機材数が2019年に22機、2020年に25機に拡大することを受け、日本路線に関して、東京線の増便、大阪線の臨時便による不定期増便などを検討しているとのこと。また、新型機エアバスA320NEOの受領後には、札幌直行便の開設も視野に入れているという。

マカオ国際空港旅客ターミナルビル出発階のチェックインカウンター(写真:CAM)

マカオ国際空港旅客ターミナルビル出発階のチェックインカウンター(写真:CAM)

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