マカオ、銀行の地元中小企業向け新規融資承認額減少に転じる…18年上半期

マカオ金融管理局が8月13日に公表した資料によれば、今年上半期(2018年1〜6月)の銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額が昨年下半期から18.4%、前年の同じ時期から16.1%のそれぞれ減となる106億パタカ(日本円換算:約1445億円)だった。

担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は昨年下半期から4.2ポイント上昇、前年の同じ時期から8.8ポイント下落となる77.4%。

今年上半期末時点の中小企業融資残高は昨年末から5.7%、前年の同じ時期から12.6%のそれぞれ増となる819億パタカ(約1兆1162億円)。昨年末との比較における用途別では、レストラン・ホテル関連業向けが64.1%増、建設及び公共事業向けが10.9%、IT向けが10.3%のそれぞれ増だった一方、運輸・倉庫・通信業向けは0.4%の下落だった。

融資枠に占める融資残高の割合は77.1%で、昨年末から5.8ポイント、前年同時期から8.6ポイントのそれぞれ上昇。

今年上半期末時点の中小企業融資の延滞残高は昨年末から10.8%、前年の同じ時期から12.5%のそれぞれ増となる5.8億パタカ(約79億円)。延滞比率は昨年末から0.03ポイントの上昇となる0.71%。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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