マカオの単日出入境者数が2日連続で過去最多更新…8月19日に延べ60万人超が往来

マカオは人口約65万人、面積約30平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。

夏休みシーズンを迎え、マカオを往来する旅客が増加傾向にある中、8月18、19日の週末に2日連続で単日出入境者数が過去最多を更新した。

マカオ治安警察局によれば、8月18日(土)の単日出入境者数が58万人超(延べ、以下同)となり、今年(2018年)4月21日に記録した57万人を上回り過去最多に。さらに、翌19日(日)には60万人超となり、わずか1日で最多記録を塗り変えた。

19日の入境者数は30万人超で、今年4月29日に記録した29万人を上回り過去最多に。また、マカオ半島北部にあり、中国広東省珠海市の拱北地区との陸路ルートにあたる關閘イミグレーションの19日の単日入境者数は22万人で、こちらも過去最多となった。

同局では、各イミグレーション施設における混雑状況に応じて出入境審査ブースの数を調整するなどの混雑緩和措置を講じたとのこと。

昨年通期の訪マカオ外客数は前年から5.4%増の延べ(以下同)3261万0506人で、3000万人の大台を4年連続突破するとともに、2014年以来となる最多記録を更新。今年上半期(1〜6月)累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から8.0%増の1681万4190人。このうち中国本土旅客が13.3%増の1170万5164人で、全体の69.6%を占めた。

混雑時の關閘イミグレーション施設の様子(写真:マカオ治安警察局)

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