18年8月の訪マカオ旅客数、対前年18.7%増の340万人…1〜8月累計では8.9%増の2325万人に
- 2018/9/24 17:47
- 産業・経済
近年、訪マカオ旅客数は安定的な右肩上がりで推移。昨年(2017年)通期の訪マカオ旅客数は前年から5.4%増の延べ(以下同)3261万0506人に達し、過去最多を記録した。今年に入って以降も好調が続いている。
マカオ政府統計調査局は9月24日、今年(2018年)8月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前月から12.2%、前年同月から18.7%のそれぞれ増となる340万3503人だった。
今年8月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から16.3%増の180万0246人、日帰り旅客が21.6%増の160万3257人。旅客の平均滞在時間は前年同月から0.1日減少の1.2日。宿泊を伴う旅客に限ると2.2日、日帰り旅客は0.2日で、いずれも横ばい。
今年8月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から25.3%増の252万7309人。このうち個人旅客に限ると31.0%増の109万2209人。中国本土旅客が全体に占める割合は74.3%。
その他の国・地域では、人数が多い順に香港が5.0%増の55万6372人、台湾が1.7%増の9万4123人、韓国が12.6%減の6万6052人、日本が2.0%減の2万9269人。
入境ルート別では、陸路が24.2%増の205万3251人、海路が8.6%増の104万9062人、空路が22.1%増の30万1190人。
今年1〜8月累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から8.9%増の2325万1990人。このうち中国本土旅客は14.2%増の1640万0886人で、全体の70.5%を占めた。その他の国・地域では、人数が多い順に香港が2.4%減の410万1749人、台湾が0.7%増の72万0988人、韓国が5.8%減の54万9455人、日本が1.0%減の21万0084人。
なお、マカオのカジノ監理当局DICJが9月1日に公表した資料によれば、今年8月の月次カジノ売上は前月から4.9%、前年同月から17.1%のそれぞれ増となる265.59億マカオパタカ(日本円換算:約3716億円)。1〜8月累計でも前年同期比17.5%増の2021.03億マカオパタカ(約2兆8274億円)で、旅客数の上昇率を大きく上回る結果となっている。