マカオ、国慶節大型連休7日間の中国本土からのインバウンド旅客数14%増の73万人超…ラスト2日間は前年割れも

中国の建国記念日にあたる7日間の国慶節大型連休が10月7日に終わりを迎えた。好天にも恵まれ、連休中は観光名所周辺を中心に、特に多くの中国本土旅客で賑わった。

マカオ政府旅遊局が10月8日に公表した連休期間中(10月1〜7日)の訪マカオ旅客数統計データによれば、7日間累計の総インバウンド旅客数は前年同時期から7.8%増の89万5242人で、中国本土旅客に限ると14.0%増となる73万4910人。全体に占める中国本土旅客の割合は82.1%に上った。

なお、単日でみると、5日目までは全体、中国本土旅客とも前年同日を上回ったが、6日目と7日目はいずれも前年割れとなった。

連休期間中、インバウンド旅客増大に伴い、マカオ半島旧市街地の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡周辺では、夕方の時間帯を中心に歩行者の導線を一方通行化するといった交通規制がしばしば実施された。

近年、訪マカオ旅客数は右肩上がりに増加しており、昨年は過去最高となる約3250万人に達し、中国本土旅客がおよそ7割を占めた。

【資料】2018年国慶節連休のインバウンド旅客数(カッコ内は前年比)
・10月1日:全体=13万1971人(18.4%増)
/うち中国本土旅客=11万1643人(35.5%増)
・10月2日:全体=14万4212人(10.8%増)
/うち中国本土旅客=12万4788人(20.5%増)
・10月3日:全体=14万7996人(13.3%増)
/うち中国本土旅客=12万7803人(18.8%増)
・10月4日:全体=13万8122人(51.8%増)
/うち中国本土旅客=11万6608人(70.3%増)
・10月5日:全体=13万5853人(1.6%増)
/うち中国本土旅客=11万1341人(3.5%増)
・10月6日:全体=11万4298人(12.1%減)
/うち中国本土旅客=8万4895人(15.2%減)
・10月7日:全体=8万2790人(23.2%減)
/うち中国本土旅客=5万7832人(22.8%減)
>10月1〜7日累計:全体=89万5242人(7.2%増)
/うち中国本土旅客=73万4910人(14.0%増)
※データ出典:マカオ政府旅遊局

国慶節連休3日目の關閘イミグレーション施設の入境審査場の様子(写真:マカオ治安警察局)

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