マカオ、国際カジノ見本市「G2Eアジア2019」が会場を2フロアに拡大へ

アジア最大級の国際カジノ見本市として毎年5月中旬にマカオで開催されている「G2Eアジア(Global Gaming Expo Asia)」。13回目となるG2Eアジア2019の開催期間は来年(2019年)5月21日から23日までの3日間を予定している。

G2Eアジアはアメリカゲーミング協会と国際展示会大手リード・エグジビションズの共催で2007年にスタート。全世界からスロットマシン及びカジノ周辺機器メーカー、サービスプロバイダーなどが出展し、アジアを中心としたカジノ運営会社の関係者らが視察に訪れることから、ビジネスネットワーキングハブ機能を果たしてしているのが特徴だ。

前回のG2Eアジア2018では、エキジビション面積が前々回から3割拡大の3万3000平米、来場者数が同17.2%増の1万6358人で、いずれも過去最大/最多となった。

リード・エグジビションズは11月21日、G2Eアジア2019について、会場は前回に引き続き、マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオのコタイエキスポホールとし、エキジビション会場を2フロアに拡大すると発表。また、業界における4つのキーセグメントとして、アジアのゲーミング技術に関する包括的な展示とフォーラムで構成する「デジタルコンテンツ&テクノロジーコーナー」、電子ゲーミング機器製造業向けのパーツ及びコンポーネントのトレードプラットフォームとなる「パーツ&コンポーネントパビリオン」、統合型リゾート(IR)のノンゲーミングにおける売上と価値の向上に繋がる技術やサービスを紹介する「統合型リゾートテクノロジー&ビジネスソリューションコーナー」、ロッタリー業界関係者のビジネス、学習、ネットワーキングの場を提供する「アジアロッタリーエキスポ&フォーラム」の4つにスポットライトを当てるとした。

G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展や内外の専門家による日本のカジノ解禁をテーマにした講演やパネルディスカッションが多くセットされるなど、日本の存在感が大きいことでも知られる。

「G2Eアジア」エキジビションホールイメージ(写真:Reed Exhibitions)

「G2Eアジア」エキジビションホールイメージ(写真:Reed Exhibitions)

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