マカオ 18年11月末の外貨準備高約2兆2441億円=前月末から0.3%増
- 2018/12/14 15:33
- 産業・経済
マカオ金融管理局は12月14日、今年(2018年)11月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が前月の修正後統計から0.3%増の1589億マカオパタカ(197.2億米ドル、日本円換算:約2兆2441億円)だったと発表した。
今年11月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約10倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の81.1%だった。
また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は107.0で、前月から0.44ポイント、前年同月から2.30ポイントのそれぞれ上昇。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比、前年同月比でマカオパタカ高の状況にあることを示している。
マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約66万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間およそ3200万人の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影