マカオで今年5人目の在郷軍人病感染者確認…患者は海外渡航歴ない69歳男性タクシー運転手

マカオ政府衛生局は12月19日、マカオで今年5人目となる在郷軍人病(退役軍人病、レジオネラ肺炎)感染者を確認したと発表した。

SSMが発出したプレスリリースによれば、患者はマカオ人の男性タクシー運転手(69)で、慢性疾患があるとのこと。12月15日に発熱、咽頭痛などの症状が現れたため、私立のクリニックを受診。翌16日になっても症状が続いたため、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院の救急外来を受診し、肺炎の疑いがあるとして入院治療が必要と診断された。翌17日には息切れの症状が現れ、容体が悪化。18日に尿検査の結果が明らかとなり、在郷軍人病に感染していることが確認された。目下、患者は私立総合病院の鏡湖醫院の集中治療室で呼吸器を使った治療を受けているといい、意識が混濁状態で発熱が続くなど、予断を許さない状況という。

なお、患者は潜伏期間となる発病前の10日間に海外へ出かけていないとのこと。同居の家族に類似の症状は見受けられないという。

在郷軍人病はレジオネラ菌が引き起こす伝染病の一種で、菌を含む水が空調などを通じて飛散することによる空気感染すると考えられている。病名の由来は1976年に米国フィラデルフィアで開催された在郷軍人大会で集団発生したことによる。レジオネラ菌は多様な環境下に存在するが、20〜45℃の温水で成長しやすく、水のタンク、スパプール、噴水、家庭で用いられる医療用吸入器などから見つかることも多いとのこと。症状としては、発熱、空咳、呼吸困難、倦怠感、頭痛、筋肉痛、腹痛、下痢などが挙げられ、抗生物質による治療が可能とのこと。

マカオの大型総合病院として知られる鏡湖醫院(資料)-本紙撮影

マカオの大型総合病院として知られる鏡湖醫院(資料)-本紙撮影

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