マカオの18年1〜11月累計カジノ税収15.6%増の約1兆3394億円…すでに10月終了時点で年間予算達成済み
- 2018/12/31 14:55
- カジノ・IR
マカオ政府財政局が12月28日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2018年)1〜11月累計の歳入は前年の同じ時期から13.3%増の1228億1520万マカオパタカ(日本円換算:約1兆6806億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は116.6%となった。
このうち、ゲーミング(カジノ)税収は14.1%増の978億7830万マカオパタカ(約1兆3394億円)、年度予算執行率は118.8%で、昨年に続きすでに10月終了時点で年間予算を達成済み。歳入に占めるゲーミング税の割合は79.7%。
マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、今年11月まで28ヶ月連続で対前年プラスを維持している。
歳出は4.8%増の652億3880万マカオパタカ(約8928億円)で、年度予算執行率は66.3%にとどまった。投資計画分が対前年で2割超の増加となっているが、経常性費用に限ると1.9%増。
財政収支は575億7660万マカオパタカ(約7879億円)の大幅な黒字で、前年同期から24.6%増、年度予算執行率は831.7%にも達している。