港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設で連続不審火…1時間以内に4つのゴミ箱燃える

マカオ司法警察局は1月2日夜、同日午後1時すぎからおよそ40分間に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設のトイレやバス降車場に設置されたゴミ箱で4件の不審火が相次いで確認され、放火事件として捜査に着手したことを明らかにした。

警察発表によれば、不審火が確認されたゴミ箱は発見順にイミグレーションビル到着ホール(制限エリア)の男性用トイレ内個室と身障者用トイレ(いずれも午後1時05分)、シャトルバス降車場(午後1時10分)、到着ホール(非制限エリア)の男性用トイレ内シンク下(午後1時45分)とのこと。いずれも清掃スタッフや警備員によって発見後すぐに消し止められたため大事には至らず、負傷者も出なかったという。燃焼によるゴミ箱の損傷が確認されたが、現在のところ具体的な被害額についてはわかっていないとした。

港珠澳大橋は香港と珠海(広東省)、マカオの三地を結び、接続道路を含む総延長は跨海架橋プロジェクトとして世界最長の約55キロを誇る。昨年(2018年)10月24日に開通したばかりで、開通翌月にあたる昨年11月の港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設経由の入境者数は43万6660人に上った。

港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設外観(資料)-本紙撮影

港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設外観(資料)-本紙撮影

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