元日からカジノ全面禁煙化スタートのマカオ、2日目午後4時までの違反検挙者数は9人
- 2019/1/3 11:45
- 社会・政治
マカオでは、今年(2019年)1月1日の午前0時からカジノフロアの全面禁煙化がスタートした。喫煙はマスゲーミングエリア(いわゆる平場)とVIPルームのそれぞれに設置された政府認可済みの喫煙ルーム内でのみ可能となる。
喫煙予防及びコントロール法を管轄する衛生局(SSM)とカジノ監理部門にあたる博彩監察協調局(DICJ)が1月2日夜に合同で発表した内容によれば、両局が1月2日午後4時までに延べ17のカジノ施設で巡回取り締まりを実施し、違反喫煙者9人(このうちインバウンド旅客が5人)を検挙したとのこと。違反者全員が禁煙Gメンに対して協力的な姿勢を示し、取り締まりは順調だったとした。このほか、違反行為に関する通報や苦情の電話が22件あったという。
SSMでは、マカオに47軒あるカジノ施設のうち、1月2日時点で喫煙ルームの設置申請を行ったのは施設は34軒、喫煙ルーム数は498室に上り、このうち同日までに378室を認可し、残りについては審査中とのこと。認可済みの喫煙所には、認可番号などが書かれたプレートが入口に掲出され、容易に判別することができる。