マカオカジノ監理及び警察当局がカジノ運営企業と安全対策会議開催…IR施設門外で発生した警察官襲撃事件受け

マカオ政府のカジノ監理部門にあたるDICJと司法警察局、治安警察局は1月10日、同月3日にコタイ地区のカジノIR(統合型リゾート)施設門外で発生した警察官襲撃事件を受け、カジノ運営ライセンスを保有する6陣営のセキュリティ部門の代表を集めた安全対策会議を開催。

会議において、現行の政府と運営会社との情報共有メカニズムについて検討を行うとともに、政府から運営会社に対してセキュリティスタッフの新人研修の強化、緊急時対策マニュアル策定、リゾート施設敷地内における監視カメラシステムの数量と質の改善など、セキュリティ能力の向上に取り組むよう提案したとのこと。

運営会社側は政府からの提案に対して同意を示し、セキュリティスタッフが警察当局側に一層協力できるよう意識を高め、より効果的に突発的な事態に対応できるよう、積極的に警察による法執行に協力する姿勢を示したという。

DICJ及び警察当局では、運営会社との連携を密にし、各種違法行為に関する情報共有メカニズムを通じて、官民一体となってリゾート施設敷地内における良好な秩序維持に努めていきたいとした。

マカオは人口約66万人、山手線の内側のおよそ半分にあたる面積約30平方キロという小さな街だが、40軒以上ものカジノ施設を擁し、およそ4兆円(2018年)という世界最大のカジノ売上を誇る都市として知られる。

マカオカジノ管理及び保安当局がカジノ運営企業保安部門代表者を招集して安全対策会議を開催=2019年1月10日(写真:DICJ)

マカオカジノ管理及び保安当局がカジノ運営企業保安部門代表者を招集して安全対策会議を開催=2019年1月10日(写真:DICJ)

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun