マカオ 18年第4季の観光物価指数139.81…前年同期から1.9%下落=ホテル宿泊と婦人服の値下がり受け
- 2019/1/15 19:51
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は1月15日、昨年第4四半期(2018年10〜12月)の観光物価指数が前年の同じ時期から1.90%の下落となる139.81だったと発表。
同局では下落の主要因としてホテル宿泊と婦人服価格の値下がりを挙げた。分類別の価格指数でみると、宿泊が6.46%、衣類・履物が6.32%のそれぞれ顕著な下落。一方、食品・たばこ・酒は4.11%、飲食は1.63%の上昇だった。
昨年第3四半期の観光物価指数との比較では6.90%の上昇。国慶節連休、マカオグランプリ、クリスマスホリデーといった繁忙期にホテル宿泊価格が上昇したことにより、宿泊価格指数が24.80%の大幅上昇に。また、冬物衣料の登場と航空券価格の値上がりを受け、衣料・履物価格指数が8.26%、交通・通信価格指数が3.22%のそれぞれ上昇。
昨年通期の観光物価平均指数は、前年から1.88%の上昇。このうち、宿泊、食品・たばこ・酒、交通・通信、の価格指数がそれぞれ5.29%、4.29%、3.27%の顕著な上昇で、衣類・履物は3.07%の下落だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。