マカオ・珠海ボーダーの通行時間

陸路2.路氹城―横琴ルート(通行時間:9:00-20:00)

路氹城(ロータスブリッジ)―本紙撮影
路氹城(ロータスブリッジ)―本紙撮影

【概要】
コタイ地区と横琴島(横琴新区)との間を「蓮花大橋」を渡って往来するルート。コタイ地区、横琴新区ともに急ピッチで開発が進められているエリアとあり、今はまだマイナーな存在だが、将来的に利用者が急増すると予想されている。なお、陸路ではあるが徒歩による移動はできず、出入境手続き後、コタイ側と横琴側を結ぶ路線バス等を利用する必要がある。2012年12月現在、旅客の通行時間は9時から20時だが、延長も検討されている。路氹城からマカオへ入境した旅客数はのべ1,138,998人、出境は946,905人(2011年、關閘を除く陸路対象の統計)。

横琴イミグレーション―本紙撮影
横琴イミグレーション―本紙撮影

【メリット】
利用者が少ないため、コタイ側、横琴側ともに出入境手続き窓口の行列が短いことが最大のメリット。コタイ側イミグレーションビルまで、マカオの主要カジノリゾートホテルの無料シャトルバス、路線バスが複数ルート運行されているのでアクセスも容易。

蓮花大橋(ロータスブリッジ)を往復する路線バス―本紙撮影
蓮花大橋(ロータスブリッジ)を往復する路線バス―本紙撮影

【デメリット】
コタイ側イミグレーションビルまでのアクセスは比較的容易だが、コタイ側と横琴側の間、横琴側イミグレーションと珠海市中心部へのアクセスが未整備の状態。コタイ側から横琴側までの間は路線バス(料金3パタカまたは3人民元、現金のみ)が運行されているが、本数が少ない。また、時間は夕方までだが、ヴェネチアンマカオ等のカジノリゾートのシャトルバス(無料)も運行されている。横琴から珠海市内へは路線バスを利用することになるが、英語が全く通じないため、北京語または広東語での会話が必要となる。横琴から珠海市中心の拱北まで、バスでおよそ30分程度かかる。

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