マカオ・珠海ボーダーの通行時間

海路による往来

海路1:内港―湾仔ルート(通行時間:8:00-16:30)

内港(粤通碼頭)―本紙撮影
内港(粤通碼頭)―本紙撮影

【概要】
マカオ半島のポンテ16に近い内港(粤通碼頭)と、すぐ川を隔てて対岸にある湾仔(ワンザイ)を「渡し船」で結ぶルート。船の運航時間はマカオ・内港発が8:00~16:15、珠海・湾仔発が8:15~16:30。運航本数は1日14.5往復で、運航間隔は約30分~45分おき(ただし12時台は運航なし)。運賃は片道30パタカ、往復40パタカかかる。内港からマカオへ入境した旅客数は年間のべ473,783人、出境は176,355(2011年)。
>>時刻表はこちら(粤通船務ホームページ)を参照。

湾仔イミグレーション―本紙撮影
湾仔イミグレーション―本紙撮影

【メリット】
出入境は渡し船の利用者に限定される。利用者のほとんどが地元住民とあり、外国人用の出入境窓口の行列待ちが短い。マカオ・内港はセナド広場からも徒歩圏内という市内中心にあり、路線バスやヴェネチアンマカオの無料シャトルバスでもアクセスできる。

対岸まで古めかしい渡し船ろ利用して約5分―本紙撮影
対岸まで古めかしい渡し船ろ利用して約5分―本紙撮影

【デメリット】
内港はマカオ半島の中心からも近いが、湾仔は珠海市内中心まで路線バスで20分程度の位置にあるため、湾仔と珠海中心部のアクセスが課題。湾仔フェリー前にはいわゆる白タクや輪タクが客待ちをしているが、安全性を考慮すると利用すべきでないだろう。バスターミナルがフェリーターミナルを出て左側(南)にあり、そこから市内中心へ向かう路線バスはルート、本数ともに充実している。

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