沖縄県企画部一行がマカオ国際空港運営会社を訪問…ビジネスジェットの将来性など意見交流
- 2019/1/29 9:36
- 澳日関係
マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは1月28日、同月22日に沖縄県企画部一行7人の訪問を受け、空港施設の見学及び座談会形式での意見交流を行ったと発表。
座談会では、CAMからマカオ国際空港の商業活動状況及び今後の発展プランについての紹介を通じ、港珠澳大橋開通によってマカオ民間航空市場にもたらされるチャンスとチャレンジについて情報共有したほか、ビジネスジェットの将来性についても意見交換が行われたという。
CAMでは、今回の訪問を通じて相互交流と協力強化を図ることができ、双方の今後の発展につながるものとなったと評価した。
マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。2018年通期の旅客数は前年から15%増の826万人で、開港以来最多を4年連続で更新した。目下、年間旅客数キャパシティを1000万人に増やす拡張工事が進められている。
なお、これまでにマカオと沖縄の間に直行定期便が就航したことはないが、何度かLCC(格安航空会社)による就航計画があると報じられたことがある。