マカオ、春節GW7日間のホテル客室稼働率96.7%…対前年2.2pt上昇=1泊1室あたり平均単価は1.7%下落の約2.6万円
- 2019/2/12 13:13
- 産業・経済
今年の春節(旧正月)は2月5日。旧暦の大晦日にあたる4日から10日までの7日間がいわゆる「春節ゴールデンウィーク(GW)」とされる。
マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月11日に公表した統計によれば、春節GW7日間のインバウンド旅客数は前年同期から26.6%増の121万3487人に達し、過去最多を記録した。インバウンド旅客全体に占める中国本土旅客の割合は74.1%、中国本土に香港と台湾を加えた大中華圏市場からの旅客でみると95.1%。
MGTOは2月12日、春節GW7日間のホテル関連統計を公表。提供客室総数は4万0109室で、平均ホテル客室稼働率は前年同期から2.2ポイント(pt)上昇となる97.6%だった。ホテル等級別では、5つ星が1.7pt上昇の97.6%、4つ星が0.6pt上昇の95.0%、3つ星が6.5pt上昇の98.6%など。
1泊1室あたりの平均単価は1.7%下落の1917.8マカオパタカ(日本円換算:約2万6240円)。ホテル等級別では、5つ星が1.9%下落の2153.6マカオパタカ(約2万9460円)、4つ星が2.3%下落の1599.0マカオパタカ(約2万1870円)、3つ星が2.3%下落の1510.9パタカ(約2万0670円)など。
なお、マカオの提供客室総数のうち、5つ星ホテルが63.1%を占める。3〜5つ星ホテルの合計では95.9%。
近年、マカオでは大型IR(統合型リゾート)の建設ラッシュが続き、3つ星以上のホテル客室供給数が右肩上がりで増加しており、競争激化に伴う価格平準化も進んでいる状況。
マカオの昨年の平均ホテル客室稼働率は3.9ポイント上昇の91.1%