マカオ、2018年の実質経済成長率4.7%…一人あたりGDPは約913万円

マカオ政府統計調査局は2月28日、昨年第4四半期(2018年10〜12月期)及び通期のマカオ特別行政区の域内総生産(GDP)を公表。

昨年第4四半期のGDPは前年の同じ時期から実質2.1%増で、第3四半期との比較では0.2ポイントの上昇だった。第4四半期の経済成長を牽引したのはサービス輸出。外部需要の高まりが続き、前年同時期から5.2%増。内訳は、ゲーミング(カジノ)サービス輸出が6.7%増、その他ツーリズムサービス輸出が1.4%増。貨物輸出も10.2%増だった。一方、内需は弱い状態が続き、投資は14.3%の大幅減。しかしながら、個人消費、政府最終消費支出、貨物輸入はそれぞれ2.8%、3.4%、2.3%の増だった。

2018年通期では、実質4.7%の経済成長。ただし、成長ペースは下半期に著しく減速した。経済のエンジンであるサービス輸出と個人消費は増えたが、上半期の成長率が7.6%だったのに対し、下半期は2.0%にまで縮小。年間を通じて内需は精彩を欠き、民間建築投資の大幅減などを受けて前年から1.7%縮小。一方で、総就業人数と収入の増、政府支出の増によって個人消費が4.5%、政府最終支出が3.8%、貨物輸入が4.5%のそれぞれ増となり、投資減による影響の一部を相殺した。外需は緩やかな増加で、インバウンド旅客及び消費も伸び、サービス輸出は9.4%増。内訳は、ゲーミングサービス輸出が10.3%、その他ツーリズムサービス輸出が9.4%増。貨物輸出についても11.0%増だった。

2018年のマカオのGDPは4403億マカオパタカ(日本円換算:約6兆0307万円、米ドル換算:約8万2609米ドル)、一人あたりGDPは66万6893マカオパタカ(約913万円)。この他、GDPデフレーターは3.6%上昇、第4四半期の上昇幅は3.3%。

GDPの構成内訳をみると、貨物及びサービス純輸出が全体に占める割合は50.5%で、前年から3.5ポイント上昇。内需は3.5ポイント下落の49.5%。

また、統計調査局は、2018年第1四半期の経済成長率を9.3%に下方修正、第2四半期、第3四半期についてはそれぞれ6.0%、1.9%に上方修正した。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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