マカオ政府がLRT会社設立へ…現地初の軌道系大量輸送機関として19年下半期開業予定

マカオ初となる鉄道(軌道系大量輸送機関)として大きな期待がかかるマカオLRT(澳門軽軌)第1期プロジェクト。

マカオ半島北部の關閘から外港フェリーターミナル、新口岸、南灣湖を経由して媽閣に至るマカオ半島線、媽閣から西灣大橋を経てタイパ島に入り、コタイ地区を通ってマカオ国際空港、タイパフェリーターミナルに至るタイパ線の2線、21駅、21キロメートルで構成される。

このうち、タイパ線(9.3キロ、11駅)が2012年末に先行着工済みで、一昨年(2017年)11月から続々と日本からの車両の搬入が進められており、昨年(2018年)3月末から試運転も始まっている。マカオ政府は、タイパ線の開通予定時期を今年下半期としており、目下、本番を想定した最終テストが進められている。

マカオ行政会の梁慶庭報道官は3月14日午後の記者会見を開き、マカオ政府がマカオLRT会社(澳門軽軌股份有限公司)を設立するための行政法規草案を公布した。

マカオLRT会社は全額公共資本による出資で構成するとし、資本金は14億マカオパタカ(日本円換算:約194億円)、出資割合はマカオ政府が96%、工商業発展基金が3%、科学技術発展基金が1%。LRTの建設、メンテナンス、運営のほか、関連する商業及び工業サービスも行い、公的機関または私企業との協力や協力協定の締結、その他企業への出資、合弁事業への参画も可能となる。

なお、これまでLRTプロジェクトを担当している政府運輸インフラオフィス(GIT)は、LRT会社設立後に解散予定とのこと。現在、93人いるという人員については、政府部門に残るか、LRT会社に移るかを選択できるようにするという。

マカオLRTタイパ線の馬會駅付近における試運転の様子(資料)=2018年3月(写真:GIT)

マカオLRTタイパ線の馬會駅付近における試運転の様子(資料)=2018年3月(写真:GIT)

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