マカオで今年4例目の輸入性はしか感染確認…患者はスイス渡航歴ある生後11ヶ月の男児

マカオ政府衛生局(SSM)は3月19日夜、マカオで今年(2019年)4例目となる輸入性はしか感染例を確認したと発表。患者は生後11ヶ月の男児で、マカオ居民(マカオ居留権保有者)とのこと。

患者は3月13日から発熱、14日から咳の症状が出たため、同日、タイパ島にある公立のクリニックを受診。16日まで症状が持続し、顔と首に発疹が現れ、結膜炎の症状が出たことから、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院の救急外来を受診し、17日から入院治療をスタートしたとのこと。その後、19日にSSM公衆衛生研究所による血液検査の結果が判明し、はしか感染が確定したもの。患者は現在、同院の隔離病棟で入院治療を受けているが、すでに熱は下がり、容体も落ち着いているとのこと。

マカオでは、はしかの予防接種が計画的に(1歳の誕生日を迎えた後)実施されているが、患者は生後11ヶ月だったため未接種だった。患者は潜伏期間中に家族とともにスイスへ旅行に出かけていたといい、SSMは、海外渡航歴と潜伏期間などから、輸入性の感染事案であると判断。患者と同居の家族に類似の症状は見受けられないが、患者が診療のため訪れたクリニックや病院の待合室に同時間帯にいたとみられる人に対する健康状況の追跡調査を進めているとした。

SSMでは、マカオは2014年に世界保健機関(WHO)からはしかの根絶達成を認定されたが、世界各地、特に中国本土、東南アジア、欧州では現在も流行が続いているとし、予防接種を受けたり、その他の予防策を講じるよう市民に呼びかけた。

マカオにおけるはしか感染確認例について、昨年は輸入性の3例のみだったが、今年に入って以降は今回のケースを含めて輸入性が4例、輸入関連性が2例の計6例に上る。

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合醫院(資料)—本紙撮影

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合醫院(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオの複数の政府部門及び地位コミュニティ団体、清掃会社などから成る都市美化・公衆衛生タスクフォ…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所及び赤信号での道路横断…
  3.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は4月3日、館内…
  4.  マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は4月1日、前月(2月)25…
  5.  マカオ政府旅遊局(マカオ政府観光局/MGTO)は4月4日、同月17日から20日まで、日本の東京・…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun