マカオのインターネット普及率83.8%…前年から0.6ポイント上昇=2018年
- 2019/3/20 13:40
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は3月20日、昨年(2018年)のマカオの家庭におけるIT使用状況調査結果を発表した。
同年のマカオのインターネット使用世帯数は前年から6600世帯増の17万5400世帯で、全世帯に占める割合は2.1ポイント上昇の90.2%。
光ファイバーブロードバンド使用世帯は11.2%増の11万7500世帯で、インターネット使用世帯全体に占める割合も4.4ポイント上昇の62.6%。一方、ADSL使用世帯数は15.6%減の4万1600世帯にとどまった。
3歳以上のインターネット使用人口は2.7%増の52万7400人、インターネット普及率は0.6ポイント上昇の83.8%。年齢層別の普及率では、15〜24歳が最も高い98.1%で、1.3ポイントの上昇。また、3〜14歳が5.2ポイントの大幅上昇で、69.1%に。55歳以上は2017年の調査で6割を突破したが、今回調査でも3.1ポイント上昇となり、63.7%に達した。
ネット接続率は、「毎日」という人の割合が2.8ポイント下落の91.7%だった。
ネット接続の目的については、コミュニケーションが94.4%、オンラインエンターテイメントが81.9%と高く、それぞれ0.7ポイント、0.5ポイントの上昇。急伸したのは、情報検索と新聞・雑誌の閲覧・ダウンロードで、それぞれ26.4ポイント上昇の79.6%、16.9ポイント上昇の46.0%。オンラインショッピング利用者は8.4%増の9万5300人、昨年第四四半期のネットショッピングにおける消費額の中位数は1000マカオパタカ(日本円換算:約1万4000円)で、前年並みだった。オンラインショッピングで購入した商品では、旅行サービス商品が30.4%減の4000マカオパタカ(約5万6000円)、衣料品・靴・ハンドバッグ等が前年並みの1000マカオパタカ、電子製品が30%増の1300マカオパタカ(約1万8200円)。
このほか、携帯電話の使用者数は2.9%増の57万7300人で、普及率は0.8ポイント上昇の91.7%。携帯電話を使ってインターネットへ接続する人の割合は1.7ポイント上昇の93.2%。
パソコンを保有する世帯は14万3000世帯で、全世帯に占める割合は2.2ポイント下落の73.6%にとどまった。3歳以上のパソコン普及率は1.8ポイント下落の51.0%。