マカオ、19年2月の総合消費者物価指数2.79%上昇の115.31…伸び幅は前月から0.25ポイント縮小

マカオ政府統計調査局が3月21日に公表した資料によれば、今年(2019年)2月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は115.31となり、前年同月から2.79%上昇。上昇幅は前月(+3.04%)から0.25ポイント縮小した。

分類別では、教育、交通、衣料・履物がそれぞれ5.95%、5.06%、4.48%の顕著な上昇。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万6900〜41万0740円)の甲類消費者物価指数は115.36、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約41万0760円〜75万3050円)の乙類消費者物価指数は114.90で、それぞれ2.74%、3.15%の上昇だった。

今年2月は、月内に春節(旧正月)があったことから、旅行パッケージと航空券の価格が上昇し、ガソリン価格も値上がりしたため、レジャー・文化と交通の価格指数が、それぞれ前月から8.41%、1.74%上昇。外食サービス費や野菜・鮮魚の値上がりで、食品・非アルコール飲料の価格指数は0.57%上昇。一方、冬物衣料のセール時期に当たり、衣類・履物の価格指数は2.34%の下落。LPGの価格は値下がりしたものの、住宅家賃の値上がりと相殺され、住居・燃料の価格指数は0.05%の上昇に。甲類消費者物価指数は0.69%、乙類消費者物価指数は0.61%のそれぞれ上昇。

年率換算(2018年3月〜2019年2月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で2.91%上昇。衣料・履物(+6.33%)及び交通(+5.54%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は3.10%、乙類消費者物価指数は2.97%のそれぞれ上昇。

今年1〜2月の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.91%上昇。甲類消費者物価指数は2.88%、乙類消費者物価指数は3.21%のそれぞれ上昇。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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