マカオ国際空港の航空燃料タンクで防災訓練実施

マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島)で3月22日午後、航空燃料タンクの防災訓練が実施された。

今回の訓練は、大型航空燃料タンクの1つで、静電気による頂部の火災が発生したことを想定して行われた。航空燃料供給会社による事故発生後の即時避難、空港危機対応プランに沿った関係機関への通報、空港消防署による消防車の出動と消火活動、応援要請など、一連の手順や指揮系統が確認された。

訓練には空港運営会社が主催し、警察、消防、民航当局と航空燃料供給会社、空港警備会社、空港サービス会社、機内食供給会社、マカオ航空などから約230人が参加し、およそ45分間で予定通り終了したとのこと。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。現在、日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

マカオ国際空港で実施された緊急事態対応訓練の様子=2017年11月24日(写真:マカオ政府民航局)

マカオ国際空港で実施された緊急事態対応訓練の様子=2017年11月24日(写真:マカオ政府民航局)

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