不動産取引戸数・金額伸びる―12年第4季
- 2013/2/22 10:09
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は21日、2012年第4季の民間建築及び不動産取引統計を発表。権利移動に伴う印紙税の対象となる不動産物件取引は7,216戸、取引総額は312.2億パタカ。それぞれ前期比6.7%、15.9%の上昇。そのうち住宅は4,543戸で、金額は227.8億パタカ。それぞれ、前期比1.5%、15.3%の上昇。
取引価格では住宅ユニットの全体平均が1平米(実用面積)あたり64,869パタカで、前期比11.3%の上昇。このうち、未完成物件1,596件分の84,699パタカが大きなインパクトを与えた。エリア別ではマカオ半島が22.6%増63,336パタカ、タイパ島が0.5%下落の67,218パタカ、コロアン島が0.5%上昇の82,350パタカ。
オフィス及び工場の平均取引価格は47,925パタカ、25,572となり、それぞれ前期比2.7%下落、35.7%の大幅上昇となった。
2012年通年の権利移動に伴う印紙税の対象となる不動産物件取引戸数合計は25,419戸で前年比8.0%下落、取引価格は1,009.1億パタカで32.3%の上昇。住宅の取引戸数は16,917戸で、金額は742.3億パタカとなり、それぞれ前年比1.5%減、26.1%の増。
建設年次では2010年以降に建てられた住宅ユニット50-99.9平米が9,048の売買が6,049戸(うち未完成物件4,527戸)、同1990~99年が5,318戸。面積別では50~99.9平米が9,048戸、50平米以下が4,492戸で、それぞれ総数の53.5%、26.6%を占めた。取引金額では600万パタカ以上の住宅ユニットが4,004戸、200万~400万パタカが5,152戸。
前期比9.0%の上昇で1平米単価45,593パタカに。50平米以下の住宅についても1平米単価45,862 パタカとなり、前期比8.0%の上昇。しかし、150平米以上の住宅は80,682パタカで、前期比4.4%の下落となった。
2012年の住宅ユニット平均取引価格は1平米あたり57,362パタカ、うち未完成物件が同82,897パタカで、それぞれ38.4%、45.1%の上昇。未完成物件を除く平均取引価格は平米あたり47,514パタカとなり、前年比36.3%上昇。なお、オフィスも同32.4%の上昇となる46,320パタカ、工場は73.4%上昇の20,812パタカ。
2012年通年の不動産売買契約数は12,339件、ユニット数は15,915戸となり、それぞれ12.8%、13.1%の増。この他、住宅ローン契約数は12.4%増となる8,917件だった。
2012年に建設された建物の建築面積は156.8万平米で、提供総数は2,558ユニット(うち住宅2,443戸)、自家用車・オートバイ用駐車スペースがそれぞれ4,236台、1,468台分。