ポルトガルのソウザ大統領がマカオ訪問…双方とも関係強化希望
- 2019/5/2 8:53
- 社会・政治
ポルトガルのマルセロ・レベロ・デ・ソウザ大統領が5月1日、マカオ入りした。今回は2日間の滞在で、初日のスケジュールは世界遺産・聖ポール天主堂跡ほか歴史市街地区周辺の視察、ポルトガル人学校及び現地ポルトガルコミュニティ訪問、マカオ特別行政区の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官との会談、歓迎晩餐会へ出席など。
崔行政長官との会談では、崔氏がマカオが今年でポルトガルから中国への返還20周年にあたるが、マカオとポルトガルとの間での様々な分野での関係構築が続いており、今後もそれを強化、継続したい意向を示した。
ソウザ大統領からは、マカオは中国本土や香港とはまた違った独特の文化を持つ地域であるとし、中国とポルトガルの関係は良好であり、マカオとポルトガルの関係も一層進展し、強固なものになると述べ、今後は経済や金融分野での一層の協力を進めたいとする意向を示した。
ソウザ大統領の旧市街地視察では、商店に立ち寄りマカオ銘菓の杏仁餅(アーモンドクッキー)や名物スイーツのエッグタルトを試食したり、通行人らの求めに応じて気軽に写真撮影に応じるなど、リラックスしたムードが伺えた。
崔行政長官は5月11日から19日にかけてポルトガル訪問を予定しており、リスボン滞在中にソウザ大統領と再会することになっている。