マカオ、5月2日のインバウンド旅客数が19.1万人に…単日過去最多記録
- 2019/5/3 15:03
- 産業・経済
中国本土で4連休(5月1〜4日)となる労働節ホリデー(五・一假期)シーズンは年間延べ約3580万人(昨年実績)のインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市マカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。
出入境管理を管轄するマカオ治安警察局は5月3日、労働節ホリデー2日目までの出入境旅客統計を公表。出入境旅客数は初日(5月1日)が延べ61.9万人、2日目(2日)が延べ65.5万人で、前年同時期(4月29、30日)からそれぞれ9.4%、14.7%の増だった。なお、単日出入境者数の過去最多は今年の春節(旧正月)3日目に記録した66.2万人で、今回はこれに次ぐ規模。イミグレーション施設別では、マカオ半島北部にある広東省珠海市との主要な陸路の玄関口、關閘イミグレーション(通称、ボーダーゲート)で5月2日に入境者数延べ24万人、出入境者数48.1万人となり、いずれも過去最多だったという。
インバウンド旅客に限った数字については、初日が延べ18.3万人、2日目が延べ19.1万人で、前年同時期からそれぞれ34.1%、29.6%増。2日目は単日過去最多記録だったとのこと。
5月3日午前、治安警察局の梁文昌局長が關閘イミグレーションを視察に訪れた。3日、4日についても出入境のピークが続くと予想されるとし、通関をスムーズにするため出入境審査窓口を増やして対応できる体制を整えるほか、特に観光名所周辺や幹線道路における巡回を増やして秩序維持にあたるとした。
治安警察局は4月30日に公表した事前予測によれば、労働節ホリデー4日間の出入境旅客数は220万人超、インバウンド旅客に限ると60万人超(それぞれ前年同時期から2割増)に達する見通し。