マカオ競馬場、電気系統トラブルで5月3日夜の計4レースが中止に

豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノ施設ばかりが目立つが、実はマカオには競馬、グレイハウンド犬を使ったドッグレース、サッカー及びバスケットボールを対象としたスポーツくじ、ロトといった各種合法ギャンブルも存在し、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ民間事業者によって運営されている。

マカオの競馬はマカオジョッキークラブが運営し、競馬場はタイパ島にある。

マカオの政府系放送局TDMが5月3日夜のラジオニュースで報じた内容によれば、ナイトレース開催中の同日午後9時頃、競馬場の電気系統のトラブルが発生したことを受け、第6レースから第9レースまでの計4レースが中止になったとのこと。直前に場内にある照明灯の根元の部分でショートが原因とみられる発火があったという。

マカオ政府のギャンブル監理局にあたるDISCでは、電気系統のトラブルによる競馬のレース中止は十数年来で初めてとした上、運営会社に対して経緯報告書の提出を求めたとのこと。中止になったレースの賭け金は規定に沿って返還されるとした。

マカオのギャンブル市場ではカジノが圧倒的なシェアを占める状況。カジノ以外のギャンブルについては、スポーツくじを除いて苦戦が続いている。

マカオ・タイパ島にある競馬場(資料)—本紙撮影

マカオ・タイパ島にある競馬場(資料)—本紙撮影

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