マカオ治安警察局は5月6日、マカオ半島北部の關閘馬路にあるショッピングモールの女子トイレで盗撮を行ったとして、自称エンジニアのマカオ人の男（30代）を不法録音及び撮影罪で逮捕、送検したと発表。

警察発表によれば、5月3日午後6時頃、40代の女性がショッピングモールの女子トイレの個室にいた際、仕切り壁の下からスマートフォンで盗撮されていることに気づき、すぐに個室を出てトイレ出入口に立って撮影者が出てくるのを待っていたとのこと。しばらくして男が個室から出てきたところを制止しようとしたが、逃げられたという。

その後、女性からの通報を受けて警察が現場に駆けつけ、ショッピングモールの監視カメラ及び「天眼」と呼ばれる街路に設置された監視システムを使って被疑者の身元を特定し、被疑者の自宅で身柄を拘束した。

被疑者は警察の調べに対して今回の犯行を認めた上、今年（2019年）3月から市内各所のショッピングモールやスーパーで盗撮をしていたと供述。警察が被疑者のスマートフォン内のデータを確認したところ、女性の胸部や下着などが映った写真1000点以上、動画40点以上が見つかったとのこと。

不法録音及び撮影罪で検察院送致される被疑者（写真：マカオ治安警察局）