マカオ、空港で拾ったバッグ内の現金約245万円を着服した中国本土出身の男逮捕
- 2019/5/12 12:19
- 社会・政治
マカオ治安警察局は5月10日、マカオ国際空港で拾得したバッグの中に入っていた現金を着服したとして中国本土出身の30代の男を拾得物不当占有の罪で逮捕、送検したと発表した。
治安警察局の発表によれば、同月7日午後4時頃、中国本土からマカオを訪れていた男性旅客から空港の到着ロビーでカートに約18万パタカ分(日本円換算:約245万円)の現金が入ったバッグを置き忘れたが、気づいて戻ったところなくなっていたとの通報を受け、捜査に着手。「天眼(スカイアイ)」と呼ばれる公共エリアの監視カメラシステムの映像を確認したところ、男がカートに残されたバッグを手にした後、タクシーで現場を離れるまでの一部始終が映っており、この男の身元の特定にも成功。9日午前7時頃、被疑者がマカオを出発しようと空港を訪れた際、イミグレーションで身柄を確保したとのこと。
被疑者は警察の調べに対し、友人を出迎えるため空港の到着ロビーにいたところ、カートにバッグが残されたままになっていたのを見つけて持ち去り、現金のみ着服してバッグはマカオ半島新口岸エリアに捨てたなど、犯行を認める供述をしているという。