珠海トラム1号線、上半期着工へ

珠海トラム(有軌電車)1号線の環境アセスメント結果が近日公布され、今年上半期にも着工となる見込み。プロジェクトにかかるコストは76億人民元、広珠都市間鉄道珠海北駅から海沿いルートで同珠海駅へ至る本線と2つの支線合わせた路線長合計は約40キロ。

26日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。環境アセスメントの内容によると、設置駅数は43駅を予定。車輌は中国北車製の最新低床型を導入し、中央制御室から一括管理する。また、車輌は路面集電方式により、架線を設置する必要がないという。列車は5両編成を予定しており、乗客定員は248名。建設は珠海市で路線バスを運営する珠海公交集団が請け負う。工期は約2年で、2014年末の開通を目指す。

珠海市政府が昨年(2012年)に批准した「珠海市現代有軌列車線網計画プログラム」によると、2020年までに総延長156キロに及ぶトラム7路線を市内中心から放射状に建設するとしている。2号線ルートは港珠澳大橋の珠澳人工島と市内の間を結ぶ予定。

マカオとの玄関口となる拱北出入境ビル目の前の珠海駅へ乗り入れを実現することで、より一層珠海市とマカオの間のアクセスが向上する。

珠海・拱北イミグレーション(資料)―本紙撮影

珠海・拱北イミグレーション(資料)―本紙撮影

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