マカオの総体失業率、過去最良水準の1.7%維持…19年2〜4月期雇用統計
- 2019/5/27 14:43
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月27日、今年(2019年)2〜4月期の雇用統計を公表。総体失業率は1.7%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は2.3%で前回調査(今年1〜3月期)からいずれも横ばい。不完全雇用率は0.1ポイント上昇の0.5%だった。
マカオの総体失業率は2015年2〜4月期までおよそ1年半にわたって過去最良水準の1.7%を記録した後、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月期まで2.0%、17年8〜10月期から10〜12月期まで1.9%、17年11月〜18年1月期まで1.8%、17年12月〜18年2月期から2〜4月期まで1.9%、18年3〜5月期以降は1.8%で推移。昨年9〜11月期に約3年半ぶりとなる過去最良水準へ戻し、今に至っている。
今年2〜4月期の労働人口は39.19万人、労働参加率は70.0%。このうち、総就業人口は前回調査時から1800人減の38.53万人、マカオ居民に限ると1900人減の28.01万人。
前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.4%増の8.52万人、卸売・リテール業が0.8%増の4.14万人、ホテル業が0.1%減の3.14万人、建設業が0.2%減の3.11万人、飲食業が2.7%減の2.43万人だった。
失業人口は前回調査時から100人増の6600人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は1.8ポイント上昇の10.3%。
前年同時期との比較では、労働参加率が0.5ポイント、失業率が0.2ポイントのそれぞれ下落。不完全雇用率は横ばい。