マカオ、合成ダイヤモンドを本物と偽って質入れした中国本土出身の男女4人逮捕
- 2019/6/5 11:16
- 社会・政治
マカオ司法警察局は6月4日、合成ダイヤモンドを本物と偽り質入れしたとして中国本土出身の男女4人を逮捕したと発表。
同月3日未明、マカオ半島新口岸エリアにある質店から男女2人組が持ち込んだダイヤモンドが合成品の疑いがあると通報があったという。通報を受けて同局が調査を行なっていた際、別の女が店を訪れ、ダイヤモンドを質入れしたが、これについても合成品だったという。その後の警察の調べで、この3人が過去2ヶ月間で8回にわたって同様の手法で複数の質店から27万7000香港ドル(日本円換算:約382万円)を詐取していたことが発覚。被害にあった質店は同一グループによる経営とのこと。
その後、上述の3人を手引きをしたとみられる男1人を逮捕。この男は別の偽のゴールドネックレスを質入れして金銭を詐取した事件にも関与している疑いがあるという。
被疑者は警察の調べに対し、質入れしたものは中国本土で仕入れた合成ダイヤモンドであり、成功報酬として毎回5〜10%を得る約束だったなどと話しているという。警察は4人を巨額詐欺罪で送検する方針。また、仲間とみられる少なくとも5人が逃走中で、行方を追っているとした。