マカオ国際空港で2年に一度のハイジャック対策訓練実施

マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島)で6月18日午後10時から19日午前3時にかけて大規模なハイジャック対策訓練が実施された。

ハイジャック対策訓練は2年に一度実施されているもので、治安警察局がコーディネーター役を担い、警察総局、税関、司法警察局、消防局、衛生局、海事・水務局、民航局といった政府関連部門のほか、空港運営及び管理会社、マカオ航空、警備会社などから250人が参加したとのこと。

今回の訓練は、マカオ登録の航空機が武装した外国政治組織によってハイジャックされた状態でマカオ国際空港に着陸し、乗客乗員を人質に取り、マカオ政府に対してマカオで収監されているメンバー2人の解放と1000万米ドルの身代金支払いを要求、受け入れられない場合は出発地に引き返し、機内での人質殺害を示唆したとする想定で行われた。

管制塔からの通報を受けて緊急危機管理体制を敷くところからスタートし、司法警察局員によるハイジャック犯との人質解放交渉、治安警察局特別行動部隊による突撃、ハイジャック犯の逮捕と人質の救出作業など、各部門による一連の危機対策行動手順が確認されたという。民航局では、期待された成果を得ることができたとした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週4往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。目下、年間旅客数キャパシティを1000万人に増やす拡張工事が進められている。

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子(写真:マカオ民航局)

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子(写真:マカオ民航局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオとスペインのマドリードを結ぶエチオピア航空による国際貨物定期便が4月3日に就航。同日、マカ…
  2.  マカオ政府金融管理局は4月3日、今年(2025年)2月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下…
  3.  マカオ・コロアン島の北部・聯生海濱路で4月1日、地元の60代の女性が野犬に咬まれる事故が発生。 …
  4.  マカオ治安警察局は4月2日、マカオ半島の中区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設の疑い…
  5.  マカオ政府経済・科技発展局は4月2日、昨年第4四半期(2024年10〜12月期)の工業輸出状況調…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun