マカオ、19年5月の総合消費者物価指数対前年2.69%上昇の115.46…伸び幅は前月から0.08ポイント縮小
- 2019/6/21 11:17
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が6月21日に公表した資料によれば、今年(2019年)5月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は115.46となり、前年同月から2.69%上昇。上昇幅は前月(+2.77%)から0.08ポイント縮小した。
5月の主な指数上昇要因として、外食サービス費、家賃の上昇及び自動車、ガソリン、野菜・果物小売価格の値上げが挙げられる。
分類別では、教育、交通の価格指数がそれぞれ5.90%、4.88%の顕著な上昇。一方、通信、たばこ・酒はそれぞれ0.79%、0.21%の下落だった。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万2900〜39万8700円)の甲類消費者物価指数は115.50、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約39万8700円〜73万0950円)の乙類消費者物価指数は115.10で、それぞれ2.62%、3.21%の上昇だった。
5月の総合物価指数は前月から0.28%の上昇。夏物衣料が店頭に並んだこと、自動車とガソリン価格の値上がりによって衣料・履物、交通、住居・燃料の価格指数が、それぞれ前月から1.14%、0.74%、0.57%上昇。食品・ノンアルコール飲料の価格指数は0.07%上昇の上昇で、主に外食サービス費と豚肉小売価格の価格上昇に伴うもので、野菜小売価格の価格下落が一部を相殺した。一方、パッケージツアー価格の下落により、レジャー・文化価格指数は1.22%の顕著な下落。甲類消費者物価指数は0.26%、乙類消費者物価指数は0.41%のそれぞれ上昇。
年率換算(2018年6月〜2019年5月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で3.07%上昇。分類別では、交通(+5.56%)、教育(+5.48)、衣料・履物(+5.27%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は3.07%、乙類消費者物価指数は3.15%のそれぞれ上昇。
今年1〜5月の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.83%上昇。甲類消費者物価指数は2.79%、乙類消費者物価指数は3.15%のそれぞれ上昇。