毎年恒例のマカオ大学ポルトガル語夏期講座が7月15日開講、過去最多の約500人受講予定=今年で33回目

マカオ大学(澳門大學)人文学部ポルトガル語学科が主催する「第33回ポルトガル語夏期講座」が7月15日に開幕する。

同講座は中国語とポルトガル語のバイリンガル育成、ポルトガル語及びポルトガル文化の普及を目的として1986年から毎年夏休みシーズン恒例で開講されているもの。マカオ大学はマカオを代表する公立の総合大学として知られる。

期間は8月3日までの約3週間で、入門から上級までのレベル別にクラスを設定。それぞれ座学のほか、マカオの歴史地区をめぐる課外授業や、ポルトガルフォークダンスの習得なども取り入れ、ポルトガル語だけでなく、マカオ独特の歴史、社会、経済、政治、文化への理解を深めることができるカリキュラムとなっている。受講生はマカオ大学のスポーツ施設や学食なども利用することができるという。

今回は、中国本土、マカオ、香港、台湾、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、イタリア、英国、ブラジル、米国など13の国と地域から過去最多となる約500人の学生が受講するとのこと。

マカオは1999年12月20日にポルトガルから中国へ返還されて以降もポルトガル語が公用語のひとつとなっているほか、ポルトガルをベースにした法律、経済体系も多く残ることから、近年では中国におけるポルトガル語圏諸国との窓口役として、あらためて脚光を浴びる存在となっている。

マカオ大学ポルトガル語夏期講座の課外アクティビティ「ポルトガルフォークダンス」のイメージ(写真:University of Macau)

マカオ大学ポルトガル語夏期講座の課外アクティビティ「ポルトガルフォークダンス」のイメージ(写真:University of Macau)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月9日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノのトイレで拾ったゲー…
  2.  このほどマカオ科学館が公表した昨年(2024年)の年次報告によれば、昨年の入館者数が前年から8.…
  3.  マカオ治安警察局では、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ境内の各所でキックボード…
  4.  マカオ治安警察局は4月8日、タクシー車内で拾った大学生のパソコン(PC)入りのバックパックを着服…
  5.  マカオでは、風水害に対する警戒が必要な雨季(例年4月から9月頃)を迎えている。  マカオの…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun