歌手のエンレイさんがマカオ初訪問…ディナーショー計画「歌で日中友好を」
- 2019/8/1 9:49
- 澳日関係
中国出身の歌手で、2005年にテレサ・テンさんの追悼曲で日本デビューを果たし、現在は日本を中心に活躍するエンレイ(媛麗)さんが週末にかけてマカオを訪問。現地滞在中、本紙の取材に応じた。
意外なことに、エンレイさんにとって、今回が初めてのマカオ訪問だったそう。「香港は何度も訪れているが、すぐ近くにあるマカオはカジノのイメージが強く、自分には縁がないと思っていた」とのこと。
実際にマカオを訪れ、大きくイメージが変わったそうだ。「マカオのカジノIR(統合型リゾート)はゴージャスそのもの。家族連れも多く、みんな楽しそうに過ごしているのが印象的だった」という。「街じゅうがキラキラしていて、カジノが経済発展に寄与していることがわかった」といい、日本でカジノIR(統合型)導入機運が高まる現状についても「すごく楽しみと感じるようになった」とした。カジノフロアも見学する機会もあったそうで、その様子を興奮気味に語ってくれた。
今回のマカオ訪問は視察のためという。「歌を通じて日中友好を進めていきたい」という考えを持ち、「アジア有数の観光都市であるマカオでディナーショーを開催すれば、マカオ、香港、中国本土、台湾、日本からゲストが集まりやすく、日本語と中国語の歌で交流を図れるのではないかと思う」というのが理由という。
エンレイさんのマカオ視察をサポートしたPhilia Wealth HK(金融IT関連)のヤン代表と澳門龍會(ジャンケット共同パートナー)の竹内代表代行によれば、「具体的なディナーショーの時期については未定だが、年末から年始にかけての開催を模索しており、会場はコタイ地区にある大型カジノIRを想定している」とのこと。