マカオのジャイアントパンダ、オスのカイカイが11歳の誕生日迎える
- 2019/8/24 20:17
- ツーリズム
マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンでは、1組のつがい(オス:開開=カイカイ、メス:心心=シンシン)と2016年6月26日に誕生した双子(いずれもオス:健健=ジャンジャン、康康=カンカン)の4頭のジャイアントパンダが飼育、展示されている。
同館を管轄する市政署(IAM)はオスのカイカイの11歳の誕生日にあたる8月24日、マカオジャイアントパンダパビリオンでバースデーイベントを開催。ランチタイムに飼育スタッフが心を込めて作ったという竹の葉や果物といった植物繊維の特製シャーベットケーキがプレゼントされ、招待参加した地元の幼稚園児らから祝福された。
現在のカイカイの体重は111キログラムで、健康状態、食欲とも良好とのこと。夏季にはパンダの食の嗜好が変化するといい、飼育スタッフが新鮮で柔らかく、汁気の多いタケノコをエサに加えているという。カイカイは食事の後に高い止まり木の上に登って短い休憩をするのが恒例となっており、手足を伸ばし、時には仰向けになってゴロゴロしながらリラックスするコミカルな姿が見学に訪れるゲストに人気という。
カイカイはメスのシンシン(12歳)とともに2014年12月にマカオ返還15周年を記念して中国中央からマカオへ贈られることが決まったもので、2015年4月30日に四川省のパンダ保護研究センターからマカオへ空路到着し、同年6月1日からマカオジャイアントパンダパビリオンで一般公開がスタートした。カイカイとシンシンの息子にあたる双子のジャンジャンとカンカンは6月26日に3歳になったばかり。
マカオジャイアントパンダパビリオンの入館料は10パタカ(日本円換算:約132円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。