マカオの統合型リゾート併設ホテル客室内で現金盗難事件…ハウスキーピング係の男を逮捕
- 2019/9/7 10:57
- 社会・政治
マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)併設ホテルの客室内で9月2日夜、宿泊客中の現金が盗まれる事件が発生。
通報を受けたマカオ治安警察局の警察官が現場へ急行し、被害者から事情を聞いたところ、同日午後7時30分頃に友人と一緒に部屋へ戻り、うたた寝をしていたところ、ホテルの制服を着た男が部屋の中におり、ジャケットを置いていた椅子の横に跪いているのに気づき、男に何をしているのかと尋ねると、ハウスキーピング係だと答えたが、頼んでいないので部屋を出ていくよう指示し、男はそれに従ったとのこと。午後10時頃、うたた寝から目覚め、ジャケットを確認した際、中に入っていた9万5000香港ドル(日本円換算:約130万円)の現金の束が何者かに触れられた形跡があり、数え直したところ7000香港ドル(約10万円)が失くなっていたという。
その後の捜査で、ホテル側から部屋に立ち入った男がホテルのハウスキーピング係であること、監視カメラ映像で男が短時間当該客室に出入りしていたことが同時に確認された。ただし、滞在者からの清掃依頼コールはなく、男が客室に立ち入った時間帯は、すでにシフトを終えた勤務時間外だったことも判明。
男はすでにマカオから出境し、中国本土入りしていたため、警察は男が再びマカオに戻ったタイミングで逮捕することに成功。男は警察の調べに対し、勤務先の指示に従って客室の清掃をしただけなどと犯行を否認する供述をしているとのこと。警察はこの中国本土出身の男(33)について、窃盗罪で送検した。