マカオでデング熱感染者相次ぎ確認…タイ渡航歴ある男性2人=今年計18人に

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月7日夜、マカオ域内で今年(2019年)17人目、18人目となる輸入性デング熱感染者を6日、7日にかけて相次ぎ確認したと発表。マカオにおけるデング熱感染者の確認は9月に入って以降では3件目、4件目で、いずれも輸入性の事案。

 SSMによれば、患者は19歳男性と50歳男性で、いずれも潜伏期間中にタイ渡航歴があったという。なお、現在2人の容体は安定しているとのこと。SSMでは、速やかに患者のマカオでの滞在先周辺で蚊の駆除を実施する予定とした。

 今年マカオで確認された輸入性デング熱感染者18人の渡航先別では、カンボジアが6人、タイが6人、マレーシアが2人、フィリピンが2人、シンガポールと中国(広東省)が各1人となっている。

 マカオは面積約32平方キロ、人口約67万人(海外労働者約18万人含む)の小さな都市だが、訪マカオ外客数は年間3580万人超に達しており、人口密度が極めて高く、人の出入りも多い。

マカオの街頭に掲出されているデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)-本紙撮影

マカオの街頭に掲出されているデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)-本紙撮影

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