マカオの大学生、就職先一番人気は公務員

 マカオ政府高等教育局は9月23日、今年(2019年)のマカオ大学卒業生進学・就職意向調査結果を公表。同調査は今年3月〜5月にかけて2018〜2019年度の卒業見込者を対象にアンケート調査形式で実施されたもので、有効回答数は2226件。

 調査結果によれば、卒業見込者の約73%が就職を計画。進学、就職と進学を並行がそれぞれ約1割だった。就職を計画している学生のうち8割が地元マカオでの就職を希望。志望業界のトップ5は公務員、観光・MICE、教育、銀行・金融、社会サービスだった。希望報酬は、約3割が2万マカオパタカ(日本円換算:約26.6万円)以上、37%が1万5000〜2万マカオパタカ(約20.0〜26.6万円)と回答。参考までに、マカオの月給中位数(今年第2四半期)は、就業人口全体で1万6300マカオパタカ(約21.7万円)、マカオ居民に限ると2万マカオパタカ。

 進学を計画している学生のうち、約74%が修士課程への進学を予定。就学エリアについては、全体の約51%がマカオとし、以下は中国本土、香港、英国、台湾と続いた。履修分野のトップ3は、商業・行政・法律、芸術・人文、衛生・福祉で、全体の約63%を占めた。このほか、海外で学ぶ学生のうち、卒業後マカオへ戻る意向を示したのは約55%、未定は約30%だった。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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