中華人民共和国建国70周年…返還20周年迎えるマカオでも祝賀イベント多数開催
- 2019/10/1 15:13
- 社会・政治
きょう(10月1日)は中華人民共和国の建国記念日にあたる国慶節。今年(2019年)は中国の建国70周年に加え、12月20日にマカオ返還20周年を迎えることから、マカオ政府主催の式典のほか、市内各所で様々な祝賀イベントが盛大に開催されている。
マカオ特別行政区政府は同日午前、マカオ半島新口岸地区にある金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式を開催。続いて、国慶節恒例のウォーキング大会が行われ、市民らおよそ1万8000人が参加した。午後以降も午後5時から塔石廣場で中華民族青年文藝パフォーマンス公演、午後7時30分からマカオフォーラムで大型雑技ショー「金箍棒」の上演、午後9時と9時40分にはマカオタワー前の海上で花火大会といった各種祝賀イベントが予定されている。このほか、市内の複数の広場に大型モニタが設置され、マカオでの国旗・区旗掲揚式及び北京での閲兵式の生中継映像が放映された。
例年国慶節の午後に開催される政府主催のレセプションは、9月29日に前倒ししての開催となった。会場は例年と同じマカオタワー。マカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ(崔世安)行政長官はレセプションのスピーチの中で、「今年、マカオ返還20周年を迎えるにあたり、マカオは国家とともに発展し、より早くより良い発展を実現することができた」と述べ、「粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)」開発計画を発展の機会と捉え、「1つの中心(世界的レジャー・ツーリズムセンター)、1つのプラットフォーム(ポルトガル語圏諸国との架け橋)」の建設を通じて国家の発展に寄与し、マカオの将来の発展を推進する」と抱負を述べた。崔行政長官は北京で開催される行事に出席するため、30日から現地入りしている。
マカオは1日、2日が公休日だが、中国本土は7日までの大型連休となるため、マカオの観光名所周辺は多くのインバウンド旅客で賑わう見込み。

マカオ特別行政区主催の国旗区旗掲揚式の様子=2019年10月1日、金蓮花廣場(写真:GCS)

国慶節祝賀ウォーキング大会スタートの様子=2019年10月1日、金蓮花廣場(写真:GCS)