マカオ 19年第3季の観光物価指数129.94…前年同期から0.65%下落=ホテル宿泊費の値下がりなど要因
- 2019/10/11 18:52
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月11日、今年第3四半期(2019年7〜9月)の観光物価指数が前年の同じ時期から0.65%の下落となる129.94だったと発表。
同局によれば、指数下落の主要因はホテル宿泊費と衣料品価格の値下がりで、ゴールド製宝飾品と土産用食品、飲食サービス費の値上がり分を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、衣類・履物が5.50%、宿泊が4.62%のそれぞれ下落。一方、レジャー・文化活動と雑貨商品については3.04%、2.44%のそれぞれ上昇。
今年第2四半期の観光物価指数との比較では1.46%の下落。夏休みシーズン中にホテル客室価格が上昇したことから、ホテル宿泊の価格指数が13.63%上昇。また、航空券価格とゴールド製宝飾品が値上がりしたことで、交通・通信、雑貨商品の価格指数も2.78%、1.71%のそれぞれ上昇。一方、夏物衣料がセール販売を行ったことから、衣類・履物の価格指数は10.29%の大幅下落。
直近4四半期(2018年第4四半期〜2019年第3四半期)の観光物価平均指数は、前の4四半期から0.81%の下落。このうち、衣類・履物とホテル宿泊が5.44%、3.72%のそれぞれ顕著な下落で、食品・たばこ・酒、レジャー・文化活動の価格指数は3.09%、2.65%のそれぞれ上昇だった。今年1〜9月の観光物価指数は前年の同じ時期から0.42%下落。このうち、衣類・履物とホテル宿泊が5.12%、2.55%の下落で、レジャー・文化活動と食品・たばこ・酒の価格指数は3.22%、2.76%のそれぞれ上昇だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。