マカオ国際空港、19年第3四半期の旅客数が対前年17%増の251万人に…新路線開拓と既存路線の増便に取り組む

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは10月14日、今年第3四半期(2019年7〜9月)の旅客数が前年同時期から17%増の251万人(延べ、以下同)、発着回数が同19%増の1万9995回超に達したと発表。

 マカオ国際空港の三大市場である中国本土、台湾、東/南アジアの旅客数はそれぞれ22%、18%、8%の増。中国本土で1週間の大型連休となる国慶節期間中(10月1〜7日)の旅客数は15%増の17万人、発着回数は19%増の1550回に上った。

 同空港の9月末時点の乗り入れ航空会社数は30、乗り入れ都市数は58。新規路線の開拓と既存路線の増便に積極的に取り組んでおり、第4四半期には中国本土の3都市(広東省揭陽市、湖南省長沙市、江蘇省南通市)との間に新規就航、その他既存の中国本土、東/南アジア路線で増便の計画があるとのこと。空港内外の設備の改善も進めており、9月末までに自動チェックイン機を12台設置したほか、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内にチェックインサービスセンターの開設準備を進めているとした。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)に1日2往復、大阪(関西)に1日1往復、福岡に週4往復を運航。今年12月18日からは関西線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。今年は通期で900万人に達する見込みで、目下、年間旅客数キャパシティを1000万人に増やす拡張工事が進められている。

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル(写真:CAM)

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル(写真:CAM)

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